2010/02/23

真っ昼間に馬鹿と対面。

「沖縄でライブハウスやりたい。水着の女の子にたこ焼き焼かせてな。絶対流行るゾ」

ここ最近は僕にマネー的なものすらまともに払っていない馬鹿な会社の馬鹿な社長がフルスロットルの笑顔で吐いた名言に我が耳を疑った2010年の2月22日昼。その名言の数分前に僕は自分が店長という肩書で働くサ●マイという店の三月継続を同じ口から聞いた。なんだか色んな事を疑いたくなるが、僕は僕の耳を信じることにして、ただ一つだけはっきりと確認できている事実を胸に刻んだ。目の前にいるこれは馬鹿である、と。

一般的には結構デタラメな生活をしている僕なのだけど、そのわりに意外と真っ当な社会性を持っていると自認している。生活はグチャグチャ、飯はコンビニと外食中心、洗濯物は阿呆のようにたまり、箸は洗うのが面倒だからとオンリー割り箸、一番買う比率の高い新聞はもはや新聞かどうか窺わしい大スポ(東スポ)なのだけど、そのわりには意外と真っ当な社会性をたぶん持っている。少なくとも店がつぶれるかどうかの話を真っ昼間からしている最中に水着の姉ちゃんにたこ焼き売らせる話なんぞ僕はしない。それは間違いない。

「誰がやるんですか、そんなの」
秘書なのか、事務なのか、ただのラマンなのか、未だにポジションのよくわからない年配の女性がこれに突っ込みをいれる。
そこに漂う安堵感。生温い空気。それらは『ここ、笑うところだゾ!』とTVにおけるテロップの如く僕に優しく教えてくれるのだが、真っ昼間から中年のリアル吉本新喜劇に付き合う気持ちはさらさらない。右から左にその空気を軽く受け流し、申し訳程度に口から乾いた笑いを発しておいた。


この先の人生、僕が何かの間違いから小堺一機の隣でサイコロを転がす機会に恵まれたとして、サイコロの目が「馬鹿とはなんですか?」というテーマを示したときに、もう間違いなく僕は目の前にいるこれを思い出して意気揚々と馬鹿について語るのだ。そのときのためにこの馬鹿のエピソードは大事にとっておくとしよう。数年後、人生の肥やしになっていることを祈って。

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